データアントレプレナーフェロープログラム

データアントレプレナーフェロープログラム

 『データアントレプレナーフェロープログラム』(Data Entrepreneur Fellows Program:DEFP)(以下、プログラム)は、文部科学省・科学技術人材育成費補助事業データ関連人材育成プログラムの採択を受けた「データアントレプレナーコンソーシアム」が開講する人材育成プログラムです。

電気通信大学では、公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金から大学講座寄付を受け、2015年度(平成27年度)より『データアントレプレナープログラム』(Data Entrepreneur Program:DEP)を開講しています。この取り組みを包括的に発展させ、さまざまな分野の高いポテンシャルを持つ方に向けて、データサイエンスのトップレベル人材を育成します。

1)データアントレプレナーフェロープログラム受講生募集について

本プログラムは、データサイエンティストとしての素養を持ち、新たな価値を生むビジネスを創出できる人材として「データアントレプレナー」を育成するプログラムです。

この取り組みには全学的に力を入れており、専攻を問わず、特に博士後期課程学生にぜひ受講していただきたいと考えています。

特徴として、

  1. 博士論文でのデータを取り扱うスキルを学べる
  2. 企業とコンソーシアムを形成しており、共同研究や就職につながる
  3. 博士学生には最大50万円の報奨金制度がある

が挙げられ、博士後期課程学生にとっては受講するメリットの大きなプログラムです。なお、本学学生の受講は無料です。


2)本プログラムにおける西野哲朗の担当科目

  • 「コンピュータサイエンス特論」(e-learning)

データサイエンスで用いられる種々の手法を理解するために必要不可欠な、コンピュータサイエンスの基礎について学習します。まず、アルゴリズムの概念や整数論の基礎について学んだ後、RSA公開鍵暗号、電子署名などへの応用について概観します。グラフ理論に関しては、幅優先探索、連結成分の後、スモール・ワールド現象、カスケード現象などについて説明します。最後に、計算量理論に関しては、P = NP ? 問題、量子計算機、ブロックチェーンなどの話題を紹介します。

  • 「実践ソフトウェア開発基礎論」(前学期開講)
  • 「実践ソフトウェア開発概論 III」(後学期開講)

システム開発における自律的、実践的能力を伸ばすために、電気通信大学で開発中のアジャイル的システム開発手法や、デザイン思考ツールを用いて、人工知能アプリケーションの開発を行います。そのための前提知識として、ソフトウェア工学の基礎も学びます。 具体的には、IBM 社の人工知能 Watson (質問応答システム)を使用し、人工知能アプロケーションの開発を行います。Watson の使用法についても、わかりやすく解説します。

  • 「データアントレプレナー実践論」(後学期開講)

IBM Watson を用いたデザイン思考を、3コマの授業で体験していただきます。具体的には、日本語 Watson の API の使用体験をしていただきます。この3コマの授業で、上記の科目(実践ソフトウェア開発講座)の概要を体験していただけるようになっています。